鍼灸

鍼灸について詳しくご存知ですか？

私たち人間の身体には361か所のツボ（経穴）が存在すると言われています。

身体の不調や患部の周辺のツボ（経穴）に、鍼やお灸を用いて刺激を与えることで、症状を緩和する効果が得られます。

≪鍼灸とは・・・≫

鍼の歴史は古く、起源は石器時代の中国と言われています。
奈良時代頃に日本に伝わってきたとされています。
室町時代にかけて鍼灸・漢方といった中国発症の医学が日本に定着し、江戸時代頃には日本の伝統医学として独自に進化を遂げました。

鍼灸では、非常に細い鍼や、もぐさを使った灸を用いて身体のツボに刺激を与えます。
東洋医学の考えに基づき、身体全体のバランスを整え、身体本来が持っている治癒能力を引き出します。

鍼を刺しますが、その痛みはほとんど無く、身体にやさしく副作用のない施術方法として様々な分野で注目されているのです。

鍼灸が初めての方にとっては、痛みはないのか？
どんな鍼を使用するのか？
という不安があると思います。
そこで、鍼灸で使用する道具について簡単にご紹介します。

◆鍼の太さ
鍼灸でよく使用されている鍼の太さは0.14～0.34mmと、注射針の約3分の1くらいしかありません。

◆鍼の先端のかたち
注射針が皮膚や血管を破るために先端がナイフのような形状をしているのに対して、 鍼灸の鍼は筋線維をかき分けて入るため、丸みを帯びた先端になっています。

◆痛みはないの？
個人差はありますが、鍼の太さは髪の毛ほど。
最初は皮膚を軽くつねった程度の痛みはありますが、慣れると心地よく、寝てしまう方もいらっしゃいます。

◆お灸ってなに？
一般的にお灸で使う”もぐさ”は、ヨモギの葉を精製したものです。
お灸を燃やした時に出る香りは、ヨモギのシネオールという成分が燃焼したときに出る香りです。
この成分は、ローズマリー、ローリエなどにも含まれており、さわやかな香りでリラックス効果も期待できます。

◆お灸は熱くないの？
お灸では熱さを伺いながら施術していきますし、強い熱さを感じることはありません。
ほどよい温かさで心身ともにリラックスできる施術です。

鍼灸の効果は身体の内側から働きかけます

私たちの身体にはりめぐらされている「経絡」という流れ、その流れの上にある治療点を「経穴」、”ツボ”といいます。
そのツボを鍼灸によって刺激することで、身体を刺激し、その反応によって効果が得られます。

◆自己免疫力・自己治癒力を高める
鍼灸治療によって身体が温まり、血流が改善されることで血液中の免疫細胞が活性化されます。
自己治癒力が高まり、腸内環境も整えられます。

◆頭痛・肩こり・腰痛などに幅広く対応できる
鍼灸の施術は、頭痛や肩こり、腰痛といった幅広い症状を緩和できるのが特徴です。
鍼灸治療によって筋肉の緊張がほぐれることによって、新陳代謝が高まります。それによって滞っていた老廃物が効率よく流れ、筋肉の疲労回復に繋がります。

◆自律神経を整えることができる
ツボへの刺激が、経絡を伝って内臓にも影響を与えます。
内臓機能が改善されることにより、自律神経系のバランスが整う効果があります。

◆リラックス効果
心地よいツボへの刺激で気分を落ち着けることができるのも、鍼灸の施術のメリットです。
鍼によるツボへの刺激や、灸による熱の刺激は症状の緩和だけでなく、精神をリラックスさせてストレスを解消するのにも効果的です。

協栄接骨院鍼灸治療の特徴

当院ではさまざまな症状に対して鍼灸施術を行っております。

基本的には痛み疾患で来院される方が多いので疼痛緩和、筋緊張緩和、血流促進を目的として行うことが多いです。

患者さまの状態、ご要望によっては全身調整または美容を目的として行うこともございますが、どちらにせよ気のバランス、流れを良くすることが良い結果につながると考えています。

施術に用いる道具 鍼・・・ひとくちに鍼といいっても様々です。
大きくは刺す鍼、刺さない鍼、長さや太さ違いがございます。
施術部位、患者様の年齢、体格、体力などによって変えていきます。
ですので、「鍼は痛そう」「鍼は怖い」「親が受けていた。まだ自分には早い」そんな方こそ一度ご相談ください。

当院では初めての方でも受けやすい優しい鍼施術から、刺激感の強い鍼施術まで対応しております。

なかでも気持ちがいいと評判なのが「灸頭鍼」です。

身体に打った鍼の頭にもぐさをつけて燃焼させます。

灸・・・ また慢性的な痛みに悩まされている方、湿布や飲み薬などの服用を続けていた方で鍼灸保険の適用となったかたにも対応しております。
どうぞ来院時にご相談ください。